えほんの本棚

おとな目線で読む絵本の世界をご紹介します

【レビュー】悪い本:宮部みゆき

悪い本 posted with ヨメレバ 宮部みゆき/吉田尚令 岩崎書店 2011年10月 Amazon Kindle うむ、うむ、うむ。 一体なにが言いたいのか解らない!なんてこと、たまーに絵本にはあります。 この絵本も繰り返し読んでみたものの、読むたびに頭の中がごちゃごちゃ…

【レビュー】ちいちゃな女の子のうた”わたしは生きてるさくらんぼ” : デルモア・シュワルツ

ちいちゃな女の子のうた”わたしは生きているさくらんぼ”【新版】 posted with ヨメレバ デルモア シュワルツ/バーバラ クーニー ほるぷ出版 2019年09月06日 Amazon Kindle わたしは 生きている さくらんぼ と ちいちゃな女の子が うたいます。 まいあさ わた…

【レビュー】ゆめみるどうぶつたち:イザベル・シムレール

ゆめみるどうぶつたち posted with ヨメレバ イザベル・シムレール/石津 ちひろ 岩波書店 2019年09月14日 Amazon Kindle 動物の寝顔ってどんなだろう? 家で飼っている動物なら見たことがあるけれども、大きな動物や家で飼えない動物たちの寝姿を見るのはな…

【レビュー】どこどここけし:山田マチ

どこどこ こけし posted with ヨメレバ 山田マチ/花山かずみ こぐま社 2019年03月05日 Amazon Kindle 昭和レトロな置物の「こけし」。 とは言え、一部マニアな女子たちの間で、今でも人気があるこけし。手描きならではの素朴さと、世界にたったひとつ感が魅…

【レビュー】さみしかった本:ケイトバーンハイマー

さみしかった本 posted with ヨメレバ ケイトバーンハイマー/クリスシーバン 岩崎書店 2013年09月10日 Amazon Kindle 自分のお気に入りの本、その本がどんなに好きなのか、その度合いを表現するのはとても難しい。どんなに言葉を重ねても、まだまだ、まだま…

【レビュー】ぼくのたび:みやこしあきこ

ぼくのたび 旅ってある場所からある場所へ移動すること。誰もがそういうものだと思っている。 でも、このえほんを読んでいると旅はひとところに居てもできるものなのかも?って思わされました。 「ぼくのたび」、すてきな話です。 ちいさいホテルのオーナー…

【レビュー】おならしりとり:tupera tupera

この本によると、おならは人間がするものだけではないようです。 動物も植物も食べ物も、いろーんなものが、おならをしているのです。 こういう発想はなかっただけに、ある意味衝撃的!? しかも、おならって、いろーんな形があるみたいですよ。 おならしり…

【レビュー】もりへぞろぞろ:村田喜代子

もりへぞろぞろ posted with ヨメレバ 村田喜代子/近藤薫美子 偕成社 2012年06月 Amazon Kindle 大好きな作家・村田喜代子さんの本。でも絵本?村田さんって絵本も書くの?と、表紙の名前を二度見してしまったほど意外と言えば意外に思えた。 でも、よーく考…

【レビュー】人形の家にすんでいたネズミ一家のおるすばん:マイケル・ボンド

人形の家にすんでいたネズミ一家のおるすばん (児童書) 見て!この表紙のにぎやかさ! よく見ると、お洒落なネズミたちがなにやら忙しそうに動いています。 本の中で一体なにが起きているのでしょうか?早速、覗いてみましょう。 まずは広い広いお庭に行列し…

【レビュー】天女銭湯:ペク・ヒナ

天女銭湯 めちゃくちゃインパクトの強い表紙です。 よーくみてください。 この不思議な人が飲んでいるのは、あの「ヤクルト」 このヤクルトがちょっと良い話にしてくれるえほんなのです。 著者は韓国人ですが、昭和時代の日本の銭湯そのものなんです。 銭湯…

【レビュー】しろくまのパンツ:tupera tupera

しろくまのパンツ 作者: tupera tupera 出版社/メーカー: ブロンズ新社 発売日: 2012/09/01 メディア: 大型本 クリック: 2回 この商品を含むブログ (24件) を見る tupera tuperaさんのえほんは本当楽しいですね! 結末を知りたくて、ついつい猛スピードで読…

【レビュー】ムーン・ジャンパー: ジャニス・メイ・ユードリー

「ジャンパー」=「上着」という図式出来上がっていたのがまずかった。「ジャンパー(上着)」はいつ出てくるの?と、ページをめくりながら眉をひそめる。自分の中で勝手に月のひかりを身にまとうような素敵なストーリーを想像しちゃっていたという。 ようや…

【レビュー】北極サーカス:庄野ナホコ

北極サーカス (講談社の創作絵本) なんてこころが躍る言葉なのでしょう。 サーカスがやってくる! どんな風景を思い浮かべますか? クマの玉乗り?空中ブランコ?おどけた表情のピエロさん? このおはなしは、サーカスと言ってもさむい季節にやって来るサー…

【レビュー】かっぱ(えほん遠野物語):柳田国男、京極夏彦

河童は陽気な生きものだと思っていた。 ちょっと古いですが「黄桜」のCMにでてくる河童たちの印象が強い。 でも、記憶があやふやだったので調べてみら、頭のお皿だけがかっぱで、あとは普通の大人が裸でお酒を呑んでいました(笑)だからなんかお色気っぽい…

【レビュー】にぐるまをひいて:ドナルド・ホール

働くこと、ものを作ること、商売をすること、お金を使うこと。 わたしたちの生活の多くは、すでにいろいろな仕事を機械に任せていたり、わざわざ何かを作って、売って、物を買うなんて手順を踏まなくなってしまったけれども、「にぐるまをひいて」を読むと、…

【レビュー】みにくいむすめ:レイフ・マーティン

いつか報われるはなし、物語ではその道のりが険しければ険しいほど、報われた時の場面は盛り上がる。 みにくい妹と意地悪な姉たち。 この組み合わせで浮かぶはあの「シンデレラ」。 このお話は、インディアンのアルゴンキン族に伝わる不思議なシンデレラの物…

【レビュー】はなのすきなうし:マンロー・リーフ

はなのすきなうし (岩波の子どもの本 (11)) 人に流されずに生きるってなんだろう? マイペースな人ってどんな場面のときその性質を発揮するのだろう。 人に流されないマイペースって聞こえは良いけど、時に周りを顧みないだけに、自分勝手であったり、迷惑だ…

【レビュー】くうきにんげん:綾辻行人

怪談えほん (8) くうきにんげん だれもきづいてうないけれど、 このよには くうきにんげんが いるのさ。 「いるのさ」って!?最初からゾワっとさせられる語りくち。 そして、違和感あるのは、この町の人々?、顔は動物、からだは人間。 くま、うさぎ、うし…

【レビュー】すばらしい季節:ターシャ・デューダー

すばらしい季節 posted with ヨメレバ ターシャ・テューダー/末盛千枝子 現代企画室 2014年06月 Amazon Kindle お花見、月見、紅葉狩り、雪景色、鬱陶しい梅雨時だって、紫陽花が咲くと気持ちが晴れる。金木犀の香りが空気の中に漂ってくると幸福感に包まれ…

【レビュー】おかあさんだいすき:マージョリー・フラック

「おかあさんだいすき」 と「おかあさんがあんでくれたぼうし」の2編。 どちらも頭に浮かぶ言葉は「プライスレス」です。 「おかあさんだいすき」では、少年だにーが、おかあさんのお誕生日に、何をあげようか悩んでいます。さまざまな動物たちに相談するだ…

【レビュー】はこ:小野不由美

えっ!なに?怖い。 読み終わって底知れぬ場所に閉じ込められたように気分にさせられた「はこ」。 「はこ」って言うとプレゼントとか、今では宅配便のはことかを想像して、結構開けるのがわくわくするものであるはずなのに。 表紙からして怖い。 タイトルの…

【レビュー】おばけにょうぼう:内田鱗太郎

おばけにょうぼう:内田鱗太郎:おばけにょうぼう (こどもプレス) 破れた障子の陰から、こちらを覗く大きな目。 あら、いきなり、怖い思いをさせちゃったかしら? この装丁画にぎょっとしたわたしです。みなさんは、このお目目の大きな子、怖いですか?それ…

【レビュー】ぼく おかあさんのこと…:酒井駒子

ぼく おかあさんのこと… こどもにとって、誰よりも大スキなおかあさん。 スキだけど、スキだから、いろーんなおかあさんのキライな部分も知っている。 まさにキライキライもスキのうち。..かもしれません。 うさぎの男の子はおかあさんのキライな部分を次々…

【レビュー】せかいいちうつくしいぼくの村:小林豊

アジアのまんなかにあるアフガニスタンの話です。 アフガニスタンってどんな国?雨があまり降らず、かわいた土や岩や砂ばかりのように思われていると作者の小林さん、おっしゃっていますが、わたしもこの国のイメージは、かわいた砂漠地帯といったものだった…

【レビュー】字のないはがき:向田邦子、角田光代、西加奈子

向田邦子、角田光代、西加奈子 、大好きな作家の名前が並ぶ。 3人が一緒に作る本ってなると、どういう感じになるのだろう?と、ちょっとドキドキしましたが、なんと絵本!原作、文、絵と、それぞれ分担され一冊になったという絵本です。そういえば、このち…

【レビュー】まどのそと:佐野史郎

おなじ窓でも、朝と夜ではちょっと違う。 朝なら平気な眺めでも、夜の眺めは、なにかの気配を感じたり、物音が聞こえたり。あの怖さは格別。 おとなになっても怖いまど、そしてそのそと。 知る人ぞ知る岩波書店の〈怪談えほん〉シリーズ。第三期に入りました…

【レビュー】モチモチの木:斉藤隆介

なんとなく近寄りたくない場所、近寄ったら何かが起こるのではないか? すべては思い込みだったりするのだけれども、ぐるぐる考え始めると、もっともっと怖くなる。だからこどもにとって、そんな場所は出来るだけ避けたいと心から思うもの。 主人公・豆太は…

【レビュー】海ガラスの夏:ミシェル・ハウツ

秋になると必ず公園で出くわす場面と言えば、こどもたちのどんぐりひろい。あれ、始めるとほんとうキリがない。脇目もふらずに拾っているちびっこを見ると「わたしもそうだったなぁ」と苦笑い。あの集中力はどこからやってくるのだろう。あんなにも地面と対…