怪談えほん おめん:夢枕獏著のレビューです。
こわいのはおめん?それとも・・・・
今年も読みます「怪談絵本」シリーズ!14本目なんですね。
「おめん」というタイトルからして何やら怪しいムード。
さて、どんな「こわい」が待っているのでしょうか?
いやなやつ、いるよね。
いじめっこや
なんでもできるきれいなあのこや.....
そりゃ、いろんないやなやつ、いますよ。
そんな相手に、あなたはどんな言葉を投げかける?
ころんでしまえ。
ふこうになればいい。
怖いよね。こういう「のろい」のよう言葉や思い。
この話は、そんなことを考えるときに「こわいおめん」が現れるのです。
これをかぶると、のろうことが出来ちゃうという。
このおめんを手に入れた女の子、もう怖いものがありません。
あの子もこの子もとのろっているうちにやがて......。
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んもぅ!
最後のページまで怖かった!
人をのろう醜い気持ちが、きっとこうなったんでしょう。
たしかに人のことを妬んだり悪く思っているときの顔って怖い。
さて、あなたの「おめん」はどんな顔?
そんなことを問いかけられている気がして......(寒)
こどもよりおとなの方がある意味響くこわい本だと思いました。