えほんの本棚

おとな目線で読む絵本の世界をご紹介します

【レビュー】キオスク:アネテ・メレツェ

 

 キオスク:アネテ・メレツェ著のレビューです。

 

世界は意外なことから開かれる!?

 

スティホームとは言うけれど、

もし、物理的に家から出られなくなったら、本当の意味で世界が変わる。

想像しただけで怖いですよねぇ。

 

キオスクで働くオルガ。

小さな建物で、小さなものを売るオルガ。

顔なじみのご近所さんや観光客の道案内など、

いろんな人々と接する毎日。

 

夜になっておうちに帰るのかと思いきや......

オルガはそのままキヨスクで過ごすのです。

 

オルガはキヨスクから出られないのです。

 

どうしてこうなっちゃったのか。

オルガのからだが変化したからなのか?

ドアが小さくなってしまったからなのか?

 

理由は解らないのですが、

キヨスクのドアは小さいから、大きいからだのオルガは出られない。

 

でもオルガには夢がある。行きたい場所がある。

 

そんなオルガ、万引きした子を追うために店から身を乗り出したら、

なんと、なんと、店ごと倒れてしまいました!!!

 

あらら、意外にもキヨスクは簡単に持ち上げられ、

そのまま立って歩くこともできました。

自由に動けるようになったオルガ。

 

.........しかし、悲劇が待ちわびていました。

 

でもね、この悲劇。なんだかちっとも悪くない。

むしろこの先、楽しいことが待っているわくわく感がなぜかある。

 

結末はお楽しみということで。

 

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ちょっとシュールでハラハラするんだけど、終始楽しかったなぁ。

読み終わるころにはすっかりオルガのファンになってしまった。

いつかうちの街にもオルガのキヨスクが来てくれたらいいな。

 

えほんの楽しさってこれだよなぁ。どうなるの?どうなるのって。

子ども時代、えほんを読んで高揚していた自分の記憶がうっすら思い出された。

とてもユニークなえほん。今年のナンバーワンえほんだな!(まだ今年は終わってないけど)