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【レビュー】の (福音館の単行本):junaida

 

 

の (福音館の単行本):junaida著のレビューです。

の (福音館の単行本)

の (福音館の単行本)

  • 作者:junaida
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2019/11/07
  • メディア: 単行本
 

 

はてしなく続く、続く、続く。

 

例えば、しりとりだったり、「○○と言えば△△」「△△と言えば□□」のように、一体いつまで続くのだろうという遊び。そう、あの時の感覚がこのえほんにはある。

 

めくっても、めくっても現れる新しい空間に迷い込む。

身近なもののなかに潜む不思議な世界にわくわく。

いやぁーほんとうに素晴らしい挿絵に魅了されるばかり。

 

「わたしの」からはじまる話。

次のページは「ポケットの中の」で、次のページへ。

「の」で繋がる話がつぎつぎと登場する。どこに繋がるのか知りたくて、途中からページをめくる指が加速する。なんだか結末を見るまで落ち着かない!

 

ということで、二度読みでした(笑)

一度目は猛スピードで夢中で読んで、二度目はじっくり絵の鑑賞。

 

そしてタイトルの「の」。

じっくり見てみると「の」って形は、なんとなくこの本の世界観に似ているように思える。ぐるっと回って、出口に向かう感じ。そして、「の」が繋ぐ不思議な力。

 

さぁ、「の」はあなたにどんな世界を見せてくれるのでしょうか?

それは読んでのおたのしみ!