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【感想・あらすじ・レビュー】あかにんじゃ:穂村弘

 

 

あかにんじゃ:穂村弘著のレビューです。

感想・あらすじ

あかにんじゃ:穂村弘(岩波書店 )

あかにんじゃ (えほんのぼうけん)

あかにんじゃ (えほんのぼうけん)

感想・あらすじ

絵本っていいな~って思えることのひとつに、読んでいるうちにどんどん面白さが加速していくことにある。本作はそんなページをめくるのが本当に楽しくなっちゃう絵本でした。

 

あかにんじゃとは、赤い忍者のこと。

でもこのにんじゃ、危険を察するといろーんなものに「変身!」してしまうのです。

 

ドロンドローンっていうのが呪文のようです。

でもちょっと可笑しいのは、変身してもしても、色だけは「赤い」のです。

 

赤いカラス....目立ちます~~~(笑)

ってことで、ここでも危ない目にあってしまうのです。

するとまた呪文を唱えて、他のものに変身!

....ということを繰り返します。

 

 

 

 

変身したものの中には、面白い人も出てきたりするんだけど、

最終的にあかにんじゃが変身したものは結構壮大!

全てを包み込んでくれそうな気持にさせられます。

 

で、終わりかと思いきや、あかにんじゃは意外なところにふたたび現れて、

思わずクスクスと笑いながら本を閉じました。

 

****

 

「ドロンドーン」のキーワードが出て来る時の楽しさったら!

思わず一緒に口ずさみたくなります。

あと、絵のほうもよく見ると、「なんでそこに象?」みたいな隠れキャラみたいなのが居たりしてちょっと気が抜けません。

 

おとなでもこんなにワクワクしちゃうんだからね。

穂村さんらしいなぁ~って感じられる遊び心いっぱいの絵本でした。

穂村弘プロフィール

歌人。1962(昭和37)年、北海道札幌市生れ。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。『短歌の友人』で伊藤整文学賞、『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。歌集、エッセイ集以外にも、詩集、対談集、評論集、絵本、翻訳など著書多数。(新潮社・著者プロフィールより)