わたしのおじさんのロバ :トビー・リドル/村上春樹訳のレビューです。
感想・あらすじ
わたしのおじさんのロバ・・・タイトルを2度見しました。
そして、ちょこっと考える。
わたしのおじさんの飼っているロバなのか?
わたしのおじさん自体がロバなのか?
って。
そして、表紙に「村上春樹」の文字。
ハルキストではないので、ここで「わーーい」となるわけでもなく、でも、ちょっと気になったので読んでみます。
新聞を読んだり、映画を観たり、ピアノを弾いたり、ロバは普通の人間とすることは一緒。
でも、わらを食べたり、逆立ちしたり、側転したり、ジャグリングまでも!?
ん?逆立ち?側転? やっぱり普通のロバとは違うのですね。
そんなロバと暮らすおじさん。赤い服のおじさんは淡々としています。
はしゃぐロバと、物静かなおじさんの対比もおもしろい。
何といってもロバの表情がいいんですよねぇ。
でも、このロバ、何者なんだろう?
ちょっと意味深な内容でもある。
訳者あとがきを読んで、この本との出会いや、本についてが書かれています。これを読んでさらにこのえほんの楽しさが感じられました。
そして、村上春樹さんは、こういう絵本の世界も好きなのかぁと、新鮮な驚きもありました。
こんなロバの相棒がいたら、たくさん元気をもらえそう!
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