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【レビュー】わたしのおじさんのロバ :トビー・リドル/村上春樹訳

 

 

わたしのおじさんのロバ :トビー・リドル/村上春樹訳のレビューです。

わたしのおじさんのロバ

わたしのおじさんのロバ

  • 作者:トビー・リドル
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア:
 

 

感想・あらすじ

 

わたしのおじさんのロバ・・・タイトルを2度見しました。

そして、ちょこっと考える。

 

わたしのおじさんの飼っているロバなのか?

わたしのおじさん自体がロバなのか?

 

って。

そして、表紙に「村上春樹」の文字。

 

ハルキストではないので、ここで「わーーい」となるわけでもなく、でも、ちょっと気になったので読んでみます。

 

 

新聞を読んだり、映画を観たり、ピアノを弾いたり、ロバは普通の人間とすることは一緒。

 

でも、わらを食べたり、逆立ちしたり、側転したり、ジャグリングまでも!?

ん?逆立ち?側転? やっぱり普通のロバとは違うのですね。

 

そんなロバと暮らすおじさん。赤い服のおじさんは淡々としています。

はしゃぐロバと、物静かなおじさんの対比もおもしろい。

何といってもロバの表情がいいんですよねぇ。

 

でも、このロバ、何者なんだろう?

ちょっと意味深な内容でもある。

 

訳者あとがきを読んで、この本との出会いや、本についてが書かれています。これを読んでさらにこのえほんの楽しさが感じられました。

そして、村上春樹さんは、こういう絵本の世界も好きなのかぁと、新鮮な驚きもありました。

 

こんなロバの相棒がいたら、たくさん元気をもらえそう!