パンダ銭湯 : tuperatupera著のレビューです。
徹子の部屋:ゲストはパンダ一家
♪~ るーるる るるる るーるる るるる るーるーるーるー るるっるー ♪~
黒柳 「みなさま、こんにちは。本日のゲストは、最近一部でブレイク中の
パンダ一家のみなさまです!まぁ~ご家族お揃いで来ていただいて、
ありがとうございます。」
パンダ 「……。」
黒柳 「わたくしね、パンダ研究家でしょ。
だから今日はすごく楽しみにしてましたのよ。
あー、あなたが、お父さん?で、あなたが、お母さんで…お子さんはお一人?
まぁ、、みんなよく似ている、ふっ、ってそりゃそうよね。」
パンダ 「……。」
黒柳 「おとなしいのね、テレビは初めてだからかしらね。
そうそう、私の今日の衣装ね、あなたたちに合わせたのよ。黒と白でね。」
パンダ 「……。」
黒柳 「ところで、あなたたちのご趣味は、ご家族で銭湯へ行くことって
聞いたけど?」
パンダ 「……。」
黒柳 「銭湯へ行けばあなたたちの秘密が分かるらしいけど、あなたたち、何を秘密に
なさってるの?私、パンダ研究家としてその辺の秘密を知っておきたい
のだけど…。」
パンダ 「……。」
黒柳 「無口ねぇ。うわさによると、そこってパンダしか入れないって言うじゃない。
ふっ、しかも、男女別なんですってね。おかしいわ~。で、どんな感じなの?
人間だと裸の付き合いとかって言うけど、あなたたちの世界でもあるの?
あ、でも、裸もなにも、、ふっ、あなたたち関係ないわよね(笑)」
パンダ 「……。」(やや、そわそわし出す)
黒柳 「もう、何も教えてくださらないんだからっ。退屈かしらね。こういうのは。
あーら、そろそろ時間ね。私ばかり喋ってたみたいだけど…。
しょうがないわね。はじめてで緊張したでしょ。
ライトもまぶしいしわよね。じゃ、お気をつけておかえりになって。
今日のゲストは、パンダ一家のみなさんでした。」
♪~ ららら らーらーらーらーらーらーらー らーらーらーらーー♪~
─────パンダ一家退場。 「チャ!」というかすかな音。
黒柳 「ねぇ、今なんか一斉にチャッて音がしたけどなに?」
スタッフ 「なんでしょうね?パンダ一家の方たちから聞こえましたね。」
黒柳 「あら、やだ、椅子の下になんか…忘れ物?」
(袋の中をごそごそ探る)
黒柳 「なにこれ?サササイダーと、パンダワ……まぁいいか。お疲れ様でした。」
─────黒柳退場。
<感想>
銭湯ならではの良さが絵から伝わってくる絵本なのです。が…、親子の入浴シーンまではなんとか耐えられたけど、大勢のパンダたちの登場シーンは、自分には恐怖の世界だった(笑)
ネタバレに関してうすうす解っていて読んだのですが、やはりこの絵を見ないとこの本の面白さは伝わらない。もう解っているから読まないと考えている方、ぜひ、このパンダ一家と対面してください!衝撃の度合いが違いますから。
今回、黒柳徹子さんをお呼びしたのは、彼女の対談本をこの本の直前に読み、パンダ繋がりでどうしても徹子さんを登場させてみたかったからです。