パンダのパンやさん:岡本よしろう著のレビューです。
すこしむかしは近所のお店屋さんがいろんなものを届けてくれたものです。
もっともっとむかしは、金魚、くすり、夜にはラーメンまでも!
最近、焼きいも屋さん、来なくなりましたよねぇ。冬の風物詩だったのに、いつの間にか焼きいもはスーパーの片隅で電気で焼かれる存在に。
お蕎麦屋さんの出前もめっきり見なくなりました。今は出前と言うかデリバリー。ウーバーイーツなる新しいデリバリーサービスも登場。
目まぐるしく変わる配達業界。本当は馴染みなおじさんがやって来る方が楽しいのになぁ・・・なんて思ったりする。
そんな懐かしみを運んできたのが「パンダのパンやさん」。
スーパーカブらしきものに乗って、配達するパンダの親子!
お得意さんのお店にパンの配達です。
配達先のお店はどこも賑わっていて、みんな笑顔で楽しそう。
配達されたパンダのパンは、みんないろんな食べ方をしているんだって。
和菓子屋さんのあんこのせトースト、おいしそう。
そして、配達のたのしみは、おかあさんに内緒でちょっとだけ寄り道して食べるアレ(笑)ちょっとだけ、ちょっとだけのつもりが、今度は!?
休みの日は町のみんなとピクニック。
もちろんパンダのパンは大活躍です。
浅草、上野界隈らしき場所がたくさん登場します。
配達する方、される方、どちらもとても楽しそうな毎日を感じさせられるえほん。
パンダがパンを運んできてくれるなんて夢のよう。
たくさん笹の葉を用意しておくから、うちにも来てくれないかしら?