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【レビュー・あらすじ・感想】月夜とめがね:小川未明

 

 

月夜とめがね:小川未明著のレビューです。

月夜とめがね

月夜とめがね

 

 

なんともあたたかみある灯のともる一軒の家の夜の風景からはじまる話。

ひとり暮らしのおばあさんが暮らしています。

 

満月の美しい夜。

カタ、コト、カタ、コト 目覚まし時計の音がするばかりの部屋で、

おばあさんはいろいろなことを空想しながら針仕事をしています。

 

しんしんとした静かな夜が、とてもダイレクトに伝わって来る場面。

そんな静かな空間に、おばあさんの知らないめがね売りの男がやって来ます。

そして、おばあさんに合うめがねを手渡します。

 

今どき、こんな場面に出合うと、

「おばあさん、気をつけて!だまされちゃう」と言いたくもなるのですが、

どうやらその男から買っためがねは針仕事にもぴったりのものでした。

 

その日、眠りにつこうとしたら、またトン、トンとドアをたたく音が聞こえてきました。そこには12-3歳の女の子が目を潤ませて立っていました。

さて、この少女は一体?

 

 

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やはり小川未明さんのはなしは幻想的!

月の綺麗な晩は、なにがあってもおかしくないのでは?とまで思ってしまうほど、

美しい夜のお話です。

 

高橋和枝さんの絵は、とろけるような夜の世界を表現。

青い夜にいつまでも浸っていたい気持ちにさせられるのです。

今晩、いい夢が見られそうだなぁ~。

 

月夜とめがね

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