みんなの好きなポテトチョップス。
一体、こんな美味しいお菓子、誰が発見したのだろう?
・・・なんてことは、ほとんどの人は考えたことがないだろう。
素晴しい商品は、お客様のクレームから生まれたなんてことがよくある。
厳しい指摘があったからこそ、改良を重ね、みんなに愛される商品になる。
ポテトチップスも、まさに一人の気難しい紳士のクレームから生まれた食べものと言えよう。
料理が大好きなジョージ・クラムさんは、料理が好きすぎてお店をはじめてしまいます。クラムさんのお料理はお客さんに大好評!
そんなクラムさんのお店に一人のおとこがやって来る。
彼のオーダーは、
「ポテトをどっさり食べさせてほしい」
こだわりやと言われるこのおとこ。嫌な予感です。
案の定、ポテトを出すと、「ぶあつい」
こんなやり取りが何度も続きます。
小指を立ててフォークを持つ手にイラつきます。
どうなることやら・・・・。
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やがて、クラムさんはおとこの気に入るポテトを作ることに成功します。
「気に入らないなら帰ってくれ!」なんて言わずに、クラムさんはコツコツと謙虚にポテトを作り続けます。
今までだってクラムさんのポテトは大人気だったのです。それでも、ひとりのおとこのわがままな注文に応えようと努力する。まさにピンチをチャンスにかえて、さらに人気のお店へと発展させたのでした。
この話を知ってから食べるポテトチップスは、少しだけ特別なものに感じられるかもしれませんね。