「ジャンパー」=「上着」という図式出来上がっていたのがまずかった。「ジャンパー(上着)」はいつ出てくるの?と、ページをめくりながら眉をひそめる。自分の中で勝手に月のひかりを身にまとうような素敵なストーリーを想像しちゃっていたという。
ようやく残り数ページで気づき、まぁーなんとバツが悪かったことか(笑)あ、でもどちらにしても、読んでよかったです。
夜に草の上を歩いたことはありますか?
足の裏につたわってくる、あのひんやりした心地よさ。
この話の子どもたちは、月あかりに誘われてはだしで庭に飛び出します。
つきのふうせんは どんどんふくらむ。
そして、みんな月に向かってジャンプする、とびあがる。たかく、たかく!
「ぼくたちはムーン・ジャンパーだ!」
歌ったり、踊ったり、月のもとでのびの遊ぶ子どもたちと、美しい夜の情景にしばしうっとり。
*******
はだしで夜の草の上を歩いたのはもう10年以上も前だなぁ。あのひんやりした心地よさが無性に恋しくなってしまった。
あぁ、この勘違いさえなければ、もっと話に集中できたのに~と、ちょっと悔しい気持ちが残ってしまった。
みなさんはタイトルを見て、ちゃんと「飛ぶ」の方を想像しましたか?自分の感覚が変なのかちょっと心配になっていたら、同じく勘違いされたお仲間がいて、クスッと笑えるおまけ付きになりました。
姉妹サイト