だれもきづいてうないけれど、
このよには くうきにんげんが いるのさ。
「いるのさ」って!?最初からゾワっとさせられる語りくち。
そして、違和感あるのは、この町の人々?、顔は動物、からだは人間。
くま、うさぎ、うし、うま・・・おとなもこどももみんなそう。
主人公はランドセルをしょった、うさぎのおんなの子。
学校の帰り道からはじまる話は、やがておんなの子の住む団地へと。
なんとなくどんどん人淋しくなる感じ。
そのわりに団地の様子や部屋の中の様子が妙にリアルに描かれている。
なんでこんなにもの淋しい雰囲気なのか?って。
だっておそらくみんなくうきにんげんになってしまったからじゃないの?
くうきにんげんになるとね・・・・・。
おんなの子は学校から帰って来て、いつも通りに過ごしているけれども、
なにかの気配がすぐそこにある。
もうすぐだよ。
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なんだろうねぇ。この夕日に溶け込んでしまうような心もとない感じ。
鍵っこの孤独なおんなの子のこころを描いたものなのか。
それとも、鏡のように、もうひとつの同じであって違う世界を見たのか?
だってね、道路の文字とか、団地の番号が何だか変よ。
いろいろ考えても無駄なこと。クロネコたちが姿が怖すぎた。
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